代名詞
人称代名詞
代名詞は名詞や名詞句の代わりとして使うことができるものです。
| Singular | Plural |
|---|---|
| me | memen |
| 私 | 私たち |
| tu | tumen |
| あなた | あなたたち |
| ho | homen |
| 彼、彼女、それ、その人 | 彼らは、彼女らは、それらは、あの人たちは |
どの名詞にも性の区別はありません。パンドゥニアでは、どのような性の生物(や非生物)であっても、同じ代名詞で指し示すことができます。したがって、日本語の「彼、彼女、それ」のいずれに対しても、da が使われます。パンドゥニアは、全ての者たちを平等に扱うのです。
パンドゥニアには、「私たち」にあたる表現がみっつあります。 tumemen は包摂的な(=聞き手を含む)代名詞で、「私、あなた、そして他のひと」と言い換えることができます。 homemen は非包摂的な(=聞き手を含まない)代名詞で、「私と他のひと(ただしあなたは含まない)」と言い換えることができます。そして、 memen は包摂性を問わずに使える代名詞です。
所有代名詞(「私の」「あなたの」など)をつくるときには、代名詞の次に di という単語を置きます。
| Singular | Plural |
|---|---|
| me di | mimen di |
| わたしの | わたしたちの |
| tu di | tumen di |
| あなたの | あなたたちの |
| ho di | homen di |
| かれの | かれらの |
再帰代名詞
文の目的語が主語と同じ場合に使われます。 日本語の「自身」という言葉と同じように、一人称(私自身)、二人称(あなた自身)、三人称(そのひと自身、それ自身)のいずれについても di を使って表現します。
se – 自身、自分
me viza se.
– I see myself.
ho viza se.
– 彼女/彼/その人は自身を見ます。
memen viza se.
– 私達は自身を見た。
leti mau lingua se.
– 小さな猫は自身(の体)を舐めた。
「お互い」にあたる表現は alale を使ってつくります。
alale – お互い
me e tu viza alale. – 私とあなたはお互いを見る。
memen viza alale. – 私たちは互いを見つめあう。
指示代名詞
指示代名詞は対象を特定する際に使われます。 パンドゥニアでは、指し示す対象と話し手との距離に応じて、以下のような指示代名詞を使い分けます。
yi
– この (近距離)
vi
– その、あの (遠距離)
li
– 前述の (既知)
近くにあるものを指し示すには yi を使います。遠くにあるものを指し示すには vi を使います。
me vola vi mau.
– 私はあの猫が欲しいです。
me vola yi buk.
– 私はこの本が欲しいです。
は、名詞に係って「この、あの、その」にあたる表現をつくるだけでなく、単独で「これ、あれ、それ」にあたる表現をつくる場合もあります。
yi sa boni. – これは良い。
vi sa dusi. – あれは悪い。
tu vola yi, he? – あなたはこれが欲しいの?
no, me vola vi. – いや、私はあれが欲しい。
指示代名詞の後に動詞が続く場合は、動詞の前に ya (否定文の場合には no)を置く必要があります。
yi gana e vi no gana. – こいつは歌うけど、あいつは歌わない。
上に挙げたふたつの代名詞(yi, vi)は、まだ話題に上っていないものを取り上げるときに使われます。 それに対して、li は既に会話中で言及されたものや、聞き手が既に知っているものを指すときなどに使われます。
me hava un mau e un vaf. li vaf sa dayi. – 私は猫一匹と犬一匹を飼っています。その犬は大きいです。
指示代名詞の抽象的用法
指示代名詞は人や物だけでなく文などを指すこともできます。 li は既に言われてしまったことを指し、 yi は今まさに言っている途中のことを指し、 vi はこれから言おうとしていることを指します。
yi jumle sa korti. – この文は短い。 me sema vi: me love tu. – 私が言いたいのはこういうことです:私はあなたを愛していると。(=私はあなたを愛していると言いたいのです。) me ama tu. me sema le. – 私はあなたを愛しています。それが私の言いたいことです。
上の例では vi は自身の直後にある文(me love tu)の内容を指し、 li は自身の直前にある文(me love tu)の内容を指しています。
疑問代名詞
que は汎用の疑問代名詞です。 「誰」や「何」を意味します。
que? – 「誰?」または「何?」
副詞の疑問代名詞も que を用いて quo と表現します。 「どのように」、「どのくらい」を意味します。
quo novi?
– どれくらい新しい?
quo kosti?
– どれくらい(費用が)かかる?
quo multi?
– いくつ、いくら(どれくらい多い)?
quo dayi?
– どのくらい大きい?
quo leti?
– どのくらい小さい?
tu hava quo dayi mau? – あなたはどのくらいの大きさの猫を飼っていますか?